2013/12/30

2013年ベストディスク(サラマンタ光子編)


サラマンタです。

以下、2013年のベストディスクです。今年は何を聞いても面白く、唯一、聞いていらっときたのはディスクロージャーさんくらいでした。

では1から3位以外は順不同でやんす。


A Blink Of An Eye - Syclops



モーリスフルトンさんのユニットのセカンドです(多分)。ピアノとドラムがドカシャンいっているので上がります。DJクラッシュさんのDJプレイまたは2000年くらいのNumbさんがバンド体制でやったらこんな感じ!!みたいな、ドープかつ上がる作品。どーでもいいですが、アマゾンでアナログを注文してはや3ヶ月以上、全く注文が確定しなかったのですが、今月になってようやく、家に届きました。良かった。


HEARTBREAKIN' - 土岐麻子
 

恋愛をテーマにしたアルバムだそうです。とりあえず今現在、恋愛とほぼ縁がない私ですが、渦中にこれを聞いていたら死ぬかもしれないくらい、聞いていて胸が苦しくなるアルバムです。もはや説教すらこえて、曲を聞きながら諭されているような。しかもこちらから出す答え、全部、不正解!みたいな。ちなみにアルバム最後の曲は軽快なナンバーでホッとするのも束の間、最後のフレーズで殺られるという、鬼畜なアルバムともいえます。取りあえず「土岐さん、大丈夫?なんなら相談に乗りましょうか?」と思うほど。大きなお世話ですね。



Satellite Love - Giovanca
 

そしてこちらも失恋を乗り越えて出来たであろう素晴らしいアルバム(てきとー)。特に今回、ジョバンカさんの歌声が一層深みを増し、「あぁ色々大変だったんだなぁ」と(てきとー)。R&Bやソウル系の女性シンガーの中でもこの作品が一番グッときました(コメントすらてきーとですけど、まじです。)。



The Marriage Of True Minds- Matmos



聞いているうちに「なんかレジデンツっぽいなぁ。」と思っていたらジャケがドンピシャで急に愛おしいアルバムに。ちなみこういう音楽はジャンルは何になるのでしょうか。



Gamel - OOIOO



綺麗なおねーさんバンドまたはアラフォーバンドまたは可愛い系40代女子バンドの何作目。ジャスティンテインバーレイクやジャクソン&ヒズコンピューターバンドを抑えて個人的に今年のポップスアルバム第一位です(比べる対象があれですが、いいの!!)。さてさて冒頭でオバさんバンドとディスったように書きましたが、むしろお願いランキング、バンド部門でぶっちぎり1位でございます。これはクソ、格好いいですぞ。


Legacy JP - RP Boo


昨年、トラックスマンさんのアルバムを聞いてみたのですが「3曲くらいで飽きる・・・。」という感想でして、この手のジャンルは「まぁ、聞かなくてもいいかな」と思っていた矢先のこのアルバム。シカゴハウスが何かと何かとくっついて出来ました!!みたいな感じですが、どうやったらこんな曲が作れるのか、聞く度に謎です。全てがずれまってくいるのですが、リズムはバッチリあっているのに唖然。来日ライブも拝見したのですが、元々の音がショボいのか出音がちっちゃく、もの凄くこじんまりとしていて微笑ましい事この上なしでした。



Descendants Of The Resistance - Los Hermanos


今年の夏にデトロイトの何とかさんというDJが来日していたので、夏の思いでを作る為に参戦。見事「ハウスミュージックとはこういう事なのか!!なるほど!!」と、ハウスミュージックとは何たるのかを体験したサラマンタでした。その日以降ハウスの印象がガラッと変わったのは確かで、このロスヘルマノスさんのアルバムでボム。とは言っても、流石にハウスを聞き始めて10年くらいは経ってはいるので「今までなんだったのでしょうか?」感は否めません。だからこそなのか、ディスクロージャーさんのアルバムにはイラっときまして「ナメンなよ!」と。


では2013年のベストディスク3位です。


R Plus Seven - Oneohtrix Point Never


 「10 年に1枚レベル!!」くらいの作品だと思いましたが、まだまだもっと凄いのが聞けそう、というリスナーの勝手な期待を込めて3位です。アーティストの新作を待ちわびていたなんて久々でしたが、急ぎすぎたのか、家のPCのしょぼいスピーカーで聞いた時の駄作感には焦りました。音楽はそこそこいい環境で聞かないとあきまへんね。



では2位。


SPACE -  KREVA


2013 年、私のアイドルになったクレさんのアルバムです。出来るなら一緒にツーショット取りたいくらいです。さて、アルバムの内容はHIPHOPのトラックとしては正直、聞いていて恥ずかしくなるようなシンセがバキバキになっていて、一歩間違えればかなり酷い事になりそうですが、そこはクレさんの激ウマラップと巧みな打ち込み、但しドラムの鳴り自体は結構きわどい、という危険なアルバムです。全然関係ないですが、アルバム曲中の「Space Dancer」における「ダンス」の発音は完璧でして、この発音だけでも聞く価値は有りです。ちなみにアルバムを聞いて、クレさんこそ、ポストアンダーワー ルドに成り得る方ではないかと・・・。(飲み会の席で言ったらバカにされたけど)


では、1位。


WOW - Mouse On Mars




去年末の作品ですが、このアルバムを今年の頭に聞いたからこそ、他の音楽が楽しめたと言っても過言ではないくらい自分にとっては大きな作品です。なんといいましょうか、このアルバムが一つの基準になったのかもしれまへん。OPNさんもRPさんもマトモスさんもロスヘルマノスさん(ハウスミュージック全体)もクレさんもこのアルバムを聞かなかったら印象が結構変わっていたのかもと。

本当に今年はいい音楽ばかり出会えてよかったです。

では。